memoQバージョン12.0のリリースに向けて、今後の大きな技術的変更に関する情報をお伝えします。memoQ 12.0では互換性が損なわれる可能性があり、一部のユーザーはアップグレード前にアクションを起こす必要があります。

memoQ 12.0から、memoQデスクトップとTMSの間に新しい通信ポート (8086) が導入されます

• デスクトップクライアントを使用してmemoQ TMSに接続する場合、ポート8086が開かれ、ポート2705と同様に転送されていることを確認する必要があります。
• 自社でmemoQ TMSをホストする場合、memoQ TMSデプロイメントツールでこれを設定することができます。このオプションは、デプロイメントツールにおいて「memoQ Desktop API」とラベル付けされています。
  このポートはmemoQクライアントでも設定されるため、必要でない限りポートを変更しないことをお勧めいたします。
  デフォルトでは、そこに自己署名証明書が作成されますが、変更することができます。
• memoQ cloudをご利用の場合、これらはサーバー側で自動的に設定されます。

memoQ 12.0からクラシックTMの作成はできなくなります

• クラシックTMを作成しようとすると、代わりにTM+メモリが作成されます。
  これにはプロジェクトテンプレート、パッケージ、WSAPI、およびその他のTM作成が含まれます。
• クラシックTMを作成するためのユーザーインターフェイスオプションは無効になります。
• TM+は「複数の翻訳を許可」と「シンプルコンテキスト」または「二重コンテキスト」の組み合わせをサポートしていません。クラシックTMの作成にこれらのオプションが含まれている場合、TM+メモリの作成時に「複数の翻訳を許可する」は無視されます。
• 既存のクラシックTMはTM+に変換されることはありません。既存のクラシックTMは、以前のバージョンと同様に引き続き機能します。

TM+エンジン (RocksDB) のバージョンがアップグレードされました

• これは、複数のmemoQデスクトップバージョンを同時に実行しているユーザーにのみ影響します。
  他のユーザーにとって、この変更は完全にシームレスです。
• memoQ 12.0で作成された新しいTM+は、古いバージョンでは動作しません。
• memoQ 12.0で開かれたり修正されたTM+は、自動的に更新され、古いバージョンとの互換性がなくなります。
• 古いバージョンでTM+にアクセスする唯一の方法は、memoQ 12.0でそのTM+をTMXにエクスポートし、古いバージョンで作成された新しい翻訳メモリにインポートすることです。