memoQのインカントリーレビューツールをアップデート
特定分野の専門家によるレビュープロセスがmemoQ内でできるだけスムーズに完結できるように、memoQのインカントリーレビュー (ICR) ツールは定期的にアップデートされています。
アプリ内スペルチェッカー
これまでは、適切に設定されている場合、ブラウザの内蔵スペルチェッカーのみを利用できました。今回のリリースでは、インカントリーレビュー (ICR) ツールのツールバーに「スペルチェックをして修正候補を表示する」スイッチが追加されました。このオプションはデフォルトでオンになっており、ICRツールによって、翻訳グリッド上のスペルミスが波下線で強調表示されます。この下線の上にカーソルを置くと、修正候補が表示され、必要に応じて、文書内でその単語が使用されている箇所を「すべてスキップ」することもできます。このスペルチェック機能では、サーバーマネージャでmemoQweb用に設定されているHunspellサービスが使用されます。
フィルタリングによる一致を強調表示
アプリのフィルタオプションを使用すると、フィルタの設定と一致した行のみを表示できるだけでなく、検索した文字列がわかりやすいように各行内で強調表示されます。
移動の操作性を改善
ツールバーに「行にジャンプ」ボタンが追加され、レビュー担当者は移動したい行番号を直接入力できるようになりました。これにより、手動でスクロールしなくても、目的の行にジャンプできるようになりました。さらに、専用のキーボードショートカットを使用すれば、アプリのどこからでも、現在アクティブになっているターゲットセグメントに戻ることができます。
特にアクセシビリティに問題を抱える方の場合、スクリーンリーダーソフトウェアを使用しているかどうかに関わらず、視覚的なスクロールや行の再選択は困難な場合もあるため、こうした機能強化のメリットは大きいと思います。
サイドバー:「行にフォーカス」の表示やその他の変更点
お客様からの要望の中に、3つのタブ(「用語」、「コメント」、「問題」)を切り替えることなく、各行に関する情報をすべて一箇所で確認したいというものがありました。以下に改善しました:
- サイドバーの「用語」タブが「行にフォーカス」タブに変更されました。このタブには、翻訳グリッドでアクティブになっている行に関する用語、コメント、問題が表示されます。
- デフォルトの表示は「行にフォーカス」タブになっていますが、手動で「コメント」タブや「問題」タブに切り替えて、文書内のコメントや問題のみを表示することもできます。
- 「設定」内の「用語パネルに自動切換え」オプションは、「行にフォーカスタブに自動切替え」スイッチに変更され、好みに応じてサイドバーの動作を設定できるようになりました。
- 選択した用語のメタデータは、「行にフォーカス」タブで、用語カード内の用語の直下に表示されるようになり、用語に関する情報をすべて一箇所で確認できるようになりました。
アクティブになっている編集ボックス内で、選択したカードのコメントや問題のみが強調表示されるので、よりすっきりとした見た目になりました。
選択した文字列にコメントを追加しやすいように、「コメントを追加」ツールチップが上部に表示されるようになりました。
アクセシビリティの向上のため、タブのヘッダー項目、コメントカード、問題カードにツールチップとARIAラベルが追加されました。
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